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地域・カルチャー探訪

なぜ日本は70年もの間、一人の赤毛の少女を求めてPEIへの巡礼を続けてきたのか

『赤毛のアン』は、キャベンディッシュにある一軒の農家を日本における文化的なランドマークへと変えました。1908年に書かれた一冊の本が、いかにして遠く離れた二つの場所の架け橋となったのかをご紹介します。

1. キャベンディッシュに根ざした物語

PEIの地元作家ルーシー・モード・モンゴメリは1908年に『赤毛のアン』を出版しました。物語の舞台は、島の北海岸にある彼女自身の故郷、キャベンディッシュです。

2. 秘密裏に行われた翻訳

日本とこの本との結びつきは、他のどの国よりも深いと言えます。翻訳家の村岡花子は1952年、『赤毛のアン』というタイトルでこの本を日本語に翻訳しました。実は彼女は、第二次世界大戦中、英語の文献を翻訳することが逮捕のリスクを伴う時代に、秘密裏に初稿の翻訳を完成させていたのです。そのオリジナルの英語版は、1939年にカナダ人の宣教師の友人から贈られたものでした。

3. 教科書から国民的アイコンへ

1970年代までには、この小説は日本の学校の教科書にも採用されるようになり、アンは世代を超えて、特に女性たちの間で共有される子供時代の記憶の象徴となりました。

4. 今日も続く巡礼

北海道にあるテーマパーク「カナディアンワールド」には、「グリーンゲーブルズ(緑の切妻屋根の家)」が忠実に再現されています。歴史的に見れば、毎年約3,500人もの日本の観光客が、物語の真の舞台を見るためにわざわざPEIを訪れてきました。この持続的な文化的つながりこそが、CPEIが日本語をサポートしている8つの言語の一つに選んでいる直接的な理由です。多くの日本人読者にとって、PEIは聞いたこともないカナダの地方州ではなく、子供の頃に読んだ本の実在する舞台地なのです。

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